フォトウェディングで伝統衣装!和装を沖縄の琉装にしてみませんか?

琉装

“伝統衣装”とは?

伝統衣装とは、特定の文化や地域において歴史的に発展し、受け継がれてきた特有の服装を指します。これらの衣装は国民服とも呼ばれ、日常の生活や特別な行事、宗教的な儀式などで使用され、文化的なアイデンティティや歴史を象徴するものです。日本においては、着物がその代表的な例となります。

日本の伝統衣装”着物”

着物(きもの)とは、日本在来の伝統的な衣装で、長い歴史と豊かな文化を持つ服装です。近年では日本における民族服ともされています。

着物の基本構造

着物は、長方形の布を用いて仕立てられており、以下のような主要部分から構成されています。

  • 袖(そで):両腕を覆う部分。袖の長さや形状は、着物の種類や用途により異なります。
  • 襟(えり):首周りの部分。二重襟(半襟)を重ねて着ることが一般的です。
  • 身頃(みごろ):前身頃と後身頃から成る、着物の主要部分。
  • 帯(おび):着物を締めるための長い布。様々な結び方があり、装いに応じて使い分けます。

着物の種類

着物には多くの種類があり、用途や着用者の状況に応じて使い分けられます。以下は代表的な着物の種類です。

  • 振袖(ふりそで):未婚女性が成人式や結婚式などのフォーマルな場で着用する、袖の長い華やかな着物。
  • 留袖(とめそで):既婚女性がフォーマルな場で着用する着物。黒留袖は特に格式高い場で用いられ、色留袖は結婚式以外のフォーマルな場で使われます。
  • 訪問着(ほうもんぎ):模様が全体に施されたフォーマルな着物。お茶会やパーティーなどで着用します。
  • 小紋(こもん):全体に同じ模様が散らばっているカジュアルな着物。普段のお出かけや軽い集まりに適しています。
  • 浴衣(ゆかた):夏に着用する軽い綿の着物。祭りや花火大会でよく見られます。
  • 紋付袴(もんつきはかま):正式な場で着用する礼装で、紋の入った着物に袴を合わせます。
  • 羽織袴(はおりはかま):羽織と袴を合わせたスタイル。結婚式や成人式などのフォーマルな場で着用されます。

他にも日本全国形を変え様々な着物や伝統衣装が存在します。

着物の素材

絹(きぬ):最も一般的で高級な素材。光沢があり、滑らかな質感です。
綿(めん):浴衣やカジュアルな着物に使用される、通気性の良い素材。
麻(あさ):夏用の着物に使われる軽くて涼しい素材。

着物の帯

帯は着物を締めるための重要なアクセサリーで、以下のような種類があります。

  • 名古屋帯(なごやおび):普段着用に使われる帯。
  • 袋帯(ふくろおび):フォーマルな場で使われる幅広の帯。
  • 半幅帯(はんはばおび):浴衣やカジュアルな着物に合わせることが多い、幅の狭い帯。

着付け

着物の着付けは技術が必要で、特にフォーマルな着物の場合、専門家に依頼することもあります。基本的な手順は以下の通りです:

  1. 肌襦袢(はだじゅばん)と長襦袢(ながじゅばん)を着る:肌着の上に長襦袢を着用します。
  2. 着物を羽織る:前身頃を重ね合わせて、帯で固定します。
  3. 帯を結ぶ:帯を結び方に応じて締め、装いを整えます。

現代の着物

現代でも着物は、結婚式や成人式、茶道、華道などの伝統的な行事や趣味で着用されることが多いです。また、浴衣は夏の祭りや花火大会で人気があります。デザインや素材も多様化しており、現代のファッションと融合したカジュアルな着物も登場しています。

日本全国の伝統衣装をご紹介♪

日本には地域ごとに独自の伝統衣装が存在します。以下は日本全国の代表的な伝統衣装を紹介します。

北海道

アイヌの衣装:アイヌ民族の伝統的な衣装で、刺繍や装飾が施されています。男性は「アットゥシ」、女性は「ルウンペ」を着用します。

「アットゥシ」とは、オヒョウの木の内皮を繊維にして織られた布地で作られた衣装。丈夫であり、普段着として着用されました。
「ルウンペ」とは、草木や木の皮から作られた布で仕立てた女性用の衣装。装飾や刺繍が施され、美しいデザインが特徴です。
アイヌの衣装は、単なる服装としてだけでなく、アイヌ民族の文化や信仰、生活様式を反映する重要な要素です。刺繍や装飾には、それぞれ特有の意味やストーリーが込められており、衣装を通じてアイヌの世界観を伝える役割を果たしています。
現在でも、アイヌの伝統衣装は重要な文化財として保護されており、祭りや文化イベントで着用されています。また、現代のファッションと融合した新しいデザインも登場し、アイヌの文化を広く紹介する取り組みが行われています。

東北地方

南部地方の南部裂織(なもりさきおり):岩手県の伝統的な織物技術で、再生布を使用して作られる裂織の着物です。南部裂織は、江戸時代から続く日本のリサイクル文化の一環として発展してきました。

材料は、古い布や着物を細かく裂き、糸として再利用します。主に木綿や絹が使われますが、現代ではウールや化学繊維も利用されることがあります。
南部裂織の技法は、江戸時代から盛んに行われるようになりました。特に厳しい寒さの中で、衣類の保温性を高めるために発展しました。
現代でも、南部裂織の技法は伝統工芸として保存・普及されています。織物教室やワークショップが開かれ、多くの人々がその技術を学んでいます。
南部裂織は、資源を無駄にせずに新しい価値を生み出すサステイナブルな手法の一例であり、その美しさと実用性から多くの人々に愛されています。

関東地方

日光東照宮の巫女装束(みこしょうぞく):栃木県の日光東照宮で巫女が着用する白い衣装と赤い袴です。
日光東照宮は、栃木県日光市にある徳川家康を祀る神社であり、日本の歴史と文化を象徴する重要な場所です。ここで働く巫女たちは、神事や祭事、観光客への案内などさまざまな役割を担い、その際に特別な装束を身に着けます。
巫女は神と人々をつなぐ役割を果たし、その装束は清らかさと神聖さを象徴しています。白と赤の色合いは、古代から神聖な色とされ、特に赤は魔除けの意味があります。
日光東照宮の巫女装束は、神聖な役割を担う巫女たちの象徴的な衣装であり、神社の儀式や日常の活動において重要な意味を持ちます。その美しいデザインと深い意味合いから、伝統文化の重要な要素として多くの人々に尊重されています。

近畿地方

京都の舞妓(まいこ)装束:京都の芸妓見習いが着用する華やかな着物。特徴的な髪型や帯結びがあり、色鮮やかなデザインです。
舞妓装束は、その華麗さと独特のスタイルで、日本の伝統文化を象徴するものの一つとされています。
京都の花街で舞妓が踊る姿は、多くの観光客を魅了します。
複雑で美しい装いは、舞妓の修行や経験を示すとともに、京都の文化と美意識を体現しています。現代においても、舞妓装束は多くの人々に愛され、尊敬されています。

奈良の大和絣(やまとかすり):奈良県の伝統的な絣織物の着物。古い時代から伝わる技術で織られています。
絣織りは、染めた糸を使って模様を織り出す技法です。糸を染める際に部分的に防染(染まらないようにする)することで、織り上げた時に独特のかすれた模様が現れます。
大和絣は、その独特の美しさと実用性から、現代のファッションやインテリアにも取り入れられています。衣類やバッグ、クッションカバーなど、さまざまな製品に応用されています。

中部地方

越中富山の薬売り衣装(えっちゅうとやまのくすりうりいしょう):富山県の薬売りが着用した衣装で、独特の柄やデザインが特徴です。この衣装は、富山の薬売りが江戸時代から行ってきた訪問販売の象徴であり、地域の文化や歴史を反映しています。
薬売り衣装は、実用性と識別性を兼ね備えたものでした。
象徴ともいえる羽織は、耐久性があり、動きやすいデザインになっています。通常は紺色や藍色が多く、背中に大きく「富山」や薬商の名前が染め抜かれています。
着物はシンプルで、薬箱を背負いやすいようにデザインされています。
現代では、富山の薬売り衣装は観光イベントや祭りなどで見られることが多いです。また、富山の薬売りの伝統を紹介するための展示やパフォーマンスでも着用されます。

四国地方

岡山の勝山の桐下駄(きりげた):岡山県の勝山で作られる伝統的な桐の下駄です。軽くて履き心地が良く、特に夏の着物や浴衣に合わせて履かれることが多いです。勝山の桐下駄は、職人の技術と地域の特色を反映した伝統工芸品として知られています。
古くから桐下駄の産地として知られ、この地域での桐下駄作りは、江戸時代にまで遡ることができます。豊かな自然環境と質の高い桐の木材が揃う勝山では、職人たちが代々技術を受け継ぎ、高品質な桐下駄を作り続けてきました。
勝山の桐下駄は、夏の装いに欠かせないアイテムとして、その美しさと機能性を兼ね備えています。

九州地方

博多織(はかたおり):福岡県の博多で作られる伝統的な織物で、帯や着物に使われます。
その歴史は700年以上にわたり、優れた技術と美しいデザインで日本国内外で高く評価されています。
博多織の代表的な製品である帯は、結婚式や成人式などのフォーマルな場で使用されます。また、日常の着物スタイルにも合います。
帯や着物だけではなく、博多織を用いた財布やバッグ、袱紗(ふくさ)などの小物も人気があります。これらは、伝統的な技術を日常生活に取り入れた製品として愛用されています。

薩摩藩士の武士装束:鹿児島県の薩摩藩の武士が着用した伝統的な衣装です。
薩摩藩士の武士としての誇りや身分を象徴し、実用的な戦闘服としても機能していました。
基本的な和装の一つであり、日常の生活や儀式、戦闘時などさまざまな場面で着用されました。薩摩藩士の着物は、質素でありながらも上品なデザインが特徴です。
現代においても、薩摩藩士の装束は鹿児島県の文化遺産として保存されています。祭りやイベント、観光施設などで再現されることが多く、伝統文化の継承と観光振興に寄与しています。

沖縄地方

琉球衣装(りゅうきゅういしょう)沖縄の伝統的な衣装で、紅型(びんがた)染めや花織(はなおり)の着物が特徴です。現地の方はこの着物を一般的に「琉装(りゅうそう)」と呼びます。
琉装は、琉球独特の風土や生活様式に適応しながら、独自の美学と技術で発展してきました。
沖縄県内では、観光客が琉球衣装を着て写真を撮る体験が提供されています。これにより、琉球の文化をより身近に感じることができます。
琉装は、沖縄の豊かな歴史と文化を象徴する伝統的な衣装です。その独特な素材や染色技法、華やかなデザインは、沖縄の自然や生活に根ざしたものです。現代においても、琉球衣装は観光やファッションを通じて広く愛されており、その伝統は次世代に受け継がれています。

沖縄伝統衣装 “琉装” & 現代ファッション “かりゆしウェア”

琉装(りゅうそう)は、沖縄の伝統的な衣装として現代でも広く愛され、さまざまな形で利用されています。琉球王国時代から続くこの文化は、観光やファッション、祭りなどを通じて現代の生活に溶け込んでいます。また、現代ではかりゆしウェアが普及し、沖縄県内では正装としてビジネスやフォーマルな場面での着用が一般的になりました。沖縄県外においてもかりゆしウェアという言葉が少しずつ浸透しています。

琉装

現代でも琉装は結婚式の衣装として人気があります。
新郎新婦が紅型(びんがた)や琉球絣(りゅうきゅうかすり)などの伝統的な衣装を着て挙式を行うことで、特別な日をより一層華やかに演出します。
結婚式だけでなく、沖縄県内では琉装を着用してのブライダルフォトも大変人気があります。
沖縄県内では、”白無垢”や”色打ち掛け”の他に”琉装”を選ぶカップルも増えています。
琉装を取り扱っているスタジオは県内には多数存在し、観光客や地元の人々に沖縄の伝統文化を楽しんでもらうために、様々なサービスを提供しています。琉装を着て記念撮影をしたり、観光地を散策したりして、特別な思い出を作ることができます。

かりゆしウェア

かりゆしウェアは、沖縄特有の軽装シャツで、ハワイのアロハシャツに類似したスタイルを持ちます。現代の沖縄のファッションとして広く普及しており、ビジネスからカジュアルまで幅広いシーンで着用されています。特に夏の軽装として人気があり、沖縄県民は結婚式に参列する際やお祝い事の際は、かりゆしウェアを着用している方も増えてきています。
沖縄の多くの企業や公務員も夏季のクールビズ期間中にかりゆしウェアを公式なビジネスウェアとして採用しています。

かりゆしウェアが買えるお店を紹介♪

かりゆしウェアは、沖縄県内の多くのお店で購入することができます。以下に、かりゆしウェアを購入できる場所をいくつか紹介いたします。

MAJUN(まじゅん)

沖縄本島南部に多数店舗を構えているMAJUN。
沖縄の自然とイメージを一緒に感じてほしい…そういうコンセプトから生まれた「MAJUN」のシャツ。「安定した品質と信頼の着心地」格好よさと上品さを兼ね備えたデザインとあいまって、袖を通した瞬間から着る⼈の気分を盛り上げてくれます♪(MAJUN

MANGO HOUSE(マンゴハウス)

沖縄を感じるかりゆしウェアのために、とことんデザインにこだわる「かりゆしウェア (沖縄アロハシャツ)専門店」。店内の商品全てがMANGO HOUSEオリジナル商品♪7店舗展開していてどの店舗もアクセスがよく、海外からのお客様も多数いらっしゃいます。(MANGO HOUSE

どちらのショップもネット販売もしています。沖縄旅行前にお家でゆっくり選び、沖縄旅行を満喫するのもいいでしょう♪
その他、楽天やamazon、沖縄県内では衣料品を取り扱っているスーパーなどでも購入することが可能です。

琉装&かりゆしウェアを着て撮影できる?!フォトスタジオI.S.OKINAWA☆

大型ショッピングモール「イーアス沖縄豊崎」内にあり、那覇空港から車やバスで約20分とアクセスが良好なi.s.okinawa。目の前には豊崎美らSUNビーチが一望できます。
そんなi.s.okinawaでは、琉装やかりゆしウェアを着て撮影をすることができます。
琉装プランに加え、かりゆしウェアをお持ち込みしての撮影が楽しめます。
同施設内に上記でご紹介させていただいたMAJUNさんもございますので、沖縄旅行の思い出として沖縄らしい写真を残しませんか♪

i.s.okinawaのホームページはこちら☆

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